百均の虫よけリングは効果あるのか？

なぜダイソーなどの百均の虫よけリングが評判？

ブレスレットのようなリングを腕にはめるだけで、蚊に刺されない効果があるという「虫よけリング」がダイソーなどの百均にも登場し、話題になっています。

おお！なら一つ買ってみるか！どうせ百円だし！

と思う方も多いのではないでしょうか。それにしても、通常、薬局などで販売している虫よけリンクはその数倍、十数倍の金額なのに、たかが百円の虫よけリンクに効果があるんでしょうか？

実は百均の虫よけリンクが評判なのは、効果があるから、ではないのです。

種類が豊富でオシャレアイテムとして最適！

通常の薬局等で売っている虫よけリンクは、パッケージからして真面目でおもしろみのないものです。

しかしダイソーで発売している虫よけリンクは驚くほどたくさんの種類があります。

基本はシリコン素材のバンドなのですが、色が蛍光色であったり、形が長方形ではなく円形だったり、革ブレス風のものだったり、編みこみのものだったりです。

パッケージにも凝っていて、虫よけリンクというような感じではなく、アクセサリーのような印象です。

これが１００円という金額もあって、今、大人気なのです。

しかし、これは本当に効果があるのでしょうか？

虫よけリンクが蚊を寄せ付けないしくみ

そもそも、虫よけリンクはどういうしくみで蚊を寄せ付けないのでしょうか？

各社からたくさんの虫よけリンクが発売されていますが、どれも仕組みは同じ。リストバンドに虫が嫌がると言われている天然オイルを含ませたものです。

そのオイルの成分とは次のオイルが主に使用されています。

• ユーカリオイル
• シトロネラオイル
• レモンオイル

これをシリコン素材のバンドに染み込ませ、そのオイルが徐々に放出されていくことに寄って、虫除け効果を発揮するというものです。

虫よけリンクの効果とメリットとデメリット

虫よけの成分は、殺虫剤ではなく天然由来のオイルなので、薬剤による副作用の心配はなく安心なのですが、しかし、その天然オイルの成分は、時間が立つにつれて放出され、失われていくため、いうなれば、この虫よけリンクは使い捨てであることを理解しましょう。

虫よけリンクの効果の持続時間は、各社によってマチマチですが、ダイソーの場合は１日６時間使用で約１カ月だといいます。またその効果範囲は３０センチメートル四方と言われています。

ということからも、虫よけリンクを装着すると、確かに装着した腕は虫に刺されなかったけども、装着していない方の腕は刺された、という報告が目につきます。

さらに注目したいのが、効果は一ヶ月としていますが、それは１日６時間の使用によってという条件付きです。つまり、残りの１８時間は、この虫よけリンクを密閉容器に保管すれば１ヶ月もつという意味であって、ずっと腕につけっぱなしだと一週間ほどで効果がなくなるということです。

正直な話、この効果の持続時間に関しては、かなり怪しいのです。というのも、金鳥から発売している虫よけリングの場合、虫除け効果は１２時間だ、としています。専門メーカーが作った虫よけリングが１２時間しか効果がないというのに、なぜ１００均メーカーのダイソーがつくったものが一週間も持続するというのでしょうか？

また、かなり匂いがきついというレビューも目につきます。

天然由来のオイルで体には安心ですが、その効果も限定的ですね。

まとめ

蚊を寄せ付けない効果も確かにあるようですが、あくまでもそれもつけた腕の周辺だけであり、その効果も一週間するとなくなるというわけです。実際には一日ごとにその効果はどんどん弱くなっていくのでしょう。

となると、そのコスパは一つ百円とはいえ、虫除けスプレーなどに比べたら、非常にコスパは悪いですね。