突然氷が必要になった!その時あなたは何ができるか?
家にたくさんの来客が!ホームペーティーで氷が必要なのに冷凍庫の中に何もなかった。明日の朝、暑い中をお出かけなんだけど、今頃になって氷がないことに気付いた!
そんな時に、一刻も早く氷を用意するには、どうすればいいのでしょうか?
あの手この手で、氷を早く作る方法、一刻もはやく氷を調達する方法を紹介します。
いきなり禁じ手?コンビニで買う
氷を早く作る方法と言いながら、いきなりこんなのはずるいかもしれませんがw
大量の氷が急きょ必要になったというのであれば、一番確実で早いのは、コンビニなどで購入することです。
コンビニにはやはりそういうニーズも多いのか、意外とたくさんの種類の氷が売っていたりします。基本なのは袋詰めの1kgのロックアイスですが、最近では400gほどのカップに入ったロックアイスなんかもありますので、必要に応じて購入することができます。
冷蔵庫の急速冷凍機能や急冷凍機能を活用する
冷蔵庫の機能を確認し、急速冷凍機能や急冷凍機能がないかを確認しましょう。
この際に注意したいのが、その機能が水を凍らせるのに適した機能なのかどうなのかを確認することです。
実は急速冷凍とはいうものの、それは食品を冷凍保存するために適した冷凍にするだけであって、氷を作るには適さない場合もあります。
よって、今一度、冷蔵庫の機能をネットなどで確認し、また、冷蔵庫のボタンなどを確認して、「製氷」という設定があれば、それに設定しましょう。
アルミのトレイやアルミカップ、アルミホイルを利用する
金属の容器を利用すると、熱伝導率の関係で、より早く凍らせることができます。金属のなかでもとくにアルミは熱伝導率に優れているので、もしアルミの容器があるなら、それを利用しましょう。
理想的なのはこうしたものですが、一般家庭にはほぼこうしたものはないでしょう。
そこで活用したいのが、アルミトレイにアルミカップを載せてそこに水を入れて作る方法です。
アルミカップがないというのであればそれまでですが、アルミカップ、あるいはそれに準ずるものがあれば、それをアルミトレイ、なければアルミホイルでもいいですから、その上にたくさん敷き詰めて、そこに水を入れることで、通常よりもかなり早く氷を作ることができます。
ただし、この方法だと、出来上がった氷の形が不ぞろいだったり、あるいは冷蔵庫内のスペースをかなりとってしまうので、非常に不便かもしれません。
より少ないスペースでたくさんの氷を作りたいから、やはりプラスチックの製氷皿を使いたいというのであれば、せめて、製氷皿の下に、アルミのトレーを敷くとか、あるいはアルミホイルを敷くことで、冷気の熱伝導効率を上げるようにしましょう。
水の表面積をできるだけ増やす
多くの人は氷を作る際に製氷皿を利用すると思います。その際に、水が少ないほうが早く凍ると思って、ちょっとしか水を入れたりしていませんか?
実はそれは早く凍らせるうえで、逆効果なのです。
たいていの製氷皿の構造は、大きな枠の中に、小さな敷居がたくさんあるような構造になっています。
その際、中の低い敷居の中に水が個別に収まるように、少ない水を入れると、水が冷気に当たる表面積が減ってしまうために、かえって凍るのに時間がかかってしまいます。
水は中の個別の敷居からあふれて、隣の水とつながるような量の水を入れることで、水の表面積が増えて、より早く水を凍らせることができます。
お湯を凍らせると30分で凍り始める?
にわかに信じがたいかもしれませんが、水を凍らせるよりも、お湯を凍らせたほうが早く氷になるという現象があるのをご存知でしょうか。20℃の水を凍らせると凍り始めるまでに100分かかるとしれば、100℃のお湯を凍らせると30分という、半分以下の時間で凍り始めると言われています。
これは驚くべきことに、1963年、タンザニアの中学生であったエラスト・B・ムペンバくんが発見したもので、「ムペンバ効果」と呼ばれています。
これに関しては、長年にわたり、だれもがその理由を説明することができず、懐疑的に見られていましたが、いくつかの実験で、その成果は証明されています。
しかしながら、お湯が水より早く凍り始める条件というのは、家庭用冷蔵庫で氷を作るような場合には、当てはまらないという結果も出ています。
実際に、冷蔵庫があれば、お水とお湯を入れたもので、どちらが早く氷になるかを試してみれば明白です。
興味ある人は試してみる価値はあるかもしれませんが、結果に関してはそれほど期待できるものではないでしょう。
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