「あ!年賀状を出し忘れた!」「ええ!今頃、こんな人から年賀状が届いた!」なんて経験は誰でもあるものです。
最近では元旦からお店が通常営業しているところも増えてきて、年々とお正月感が薄れてきていることもあって、「今頃、年賀状を送って「あけましておめでとう」なんて挨拶したら、非常識に思われるんじゃないか?
なんて心配になる人も多いんではないかと思います。
気心知れた友達同士ならまだしも、目上の人やお年寄り宛に年賀状を書かなければならないとなれば、尚更ですね。
ではいつまで年賀状を出すのが一般的なのか、見ていきましょう。
年賀状を出す常識的な期間はいつまで?
実はこれといって統一した決まりはないのですが、一般的に昔から年賀状のやり取りは松の内という期間に合わせて行われています。
この松の内とは、正月の松飾り、門松を飾っておく期間のことなのですが、これは地域や時代によってもばらつきがあります。
もともとは15日までですが、関東では江戸時代の徳川幕府から続く慣習で七草がゆを食べる7日までとしている場合が多く、時代のスピードが早まったこともあり、7日までとするところが増えてきています。
関東では7日まで
関西では15日まで
近年は全国的に7日まで
とするのが常識的な年賀状のやり取りの期間でしょう。
もしもらった年賀状の返事を出すのであればその期間は?
こちらから年賀状を出すのであれば7日までに届くように出すのが常識で、それ以降は出さないほうが賢明です。
しかし、もらった年賀状が遅くに届き、それに返事を出すのであれば、15日までと考えていいでしょう。
年賀状をもらった相手も、少々遅くに年賀状が届いても、自分が送るのが遅かったからと納得がいくものです。
この15日とするのは、お年玉付き年賀状の抽選日が、だいたい15日あたりにおこなわれるということもあるからです。
年賀状の期間が過ぎたあとはどうする?
年賀状を出すデッドラインは15日です。それ以降で、どうしても年賀状、あるいはそれに準ずるものを出したい、年賀状をもらって、返事を書かなければならないけど、遅くなってしまったというのであれば、年賀状でなく、寒中見舞いとして出すのが正解です。
寒中見舞いとして出す場合の注意点として、年賀はがきを使わないのと、「あけましておめでとうございます」といった新年のお祝いの言葉を使ってはいけないということです。
- 年賀はがきは使わない
- 新年のお祝いの言葉を使わない
郵便局にいけば、寒中見舞い用のハガキも売っているので、そうしたものを利用するのも手でしょう。
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