100円ショップの瞬間接着剤は接着力が弱くてなかなかくっつかないのか?

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半値以下で買えるダイソーやセリエの瞬間接着剤

コンビニやホームセンターなどで販売している瞬間接着剤は、300円、500円、あるいはそれ以上します。しかし、100円ショップに行くと、その半値、3分の1、五分の一、10分の一の値段で瞬間接着剤が購入できます。

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瞬間接着剤で有名なアロンアルファは250円ほど 

どうせ同じ瞬間接着剤なら、安い100円ショップの瞬間接着剤でいいやとダイソーで買ってくる人も多いのではないでしょうか。

そしてその接着剤を使ってみたものの、結局全然くっつかなくて、「結局安いものは接着力も弱いのか」なんて思っている人も多いのではないでしょうか。

でもちょっと待って下さい。

100円ショップの瞬間接着剤でも、正しく使えば、高価な瞬間接着剤と同等の強力な接着力を得ることができるかもしれないのです。

瞬間接着剤の接着力が弱かった理由

その瞬間接着剤が、対象とする物質であれば、くっつかないはずはないのです。そして瞬間接着剤の場合、その接着できる素材の幅広さが特徴なので、接着剤を使ってもなかなか接着できないというのは、大抵はその使い方を間違えている場合がほとんどなのです。

その間違った使い方で一番多いのが、強力にくっつけようとして、接着面にたくさんの瞬間接着剤を塗ってしまうことです。

「瞬間接着剤は溶液が揮発するのではなく、接着面にわずかにある湿気で固まるんです。たくさんつけるとそれだけ多くの湿気が必要になりうまく接着しません」

瞬間接着剤でしっかり接着するには、接着剤をたくさん使うのではなく、少なく使うのがコツだったのです。

100円ショップの瞬間接着剤は接着力が弱くてなかなかくっつかないのか?生活の知恵

接着力を上げる瞬間接着剤の使い方3ステップ

百均の安い瞬間接着剤でも、以下の3ステップを守ることで、強力な接着力を得ることができます。その3ステップとは以下の通り。

  1. 接着できるものかを判断する
  2. 接着できる環境にする
  3. 接着剤の量は10円玉に一滴

これを以下に詳しく見ていきましょう。

1,接着できるものかを判断する

まず、その接着剤が接着できる素材なのか、それをもう一度確認して下さい。それは接着剤の説明書に必ず書いてあります。だいたいどの接着剤でも同じではあるのですが、接着剤の種類によって接着できる素材は変わります。瞬間接着剤の場合は、だいたい次の通り。

接着できるもの

金属・合成ゴム・硬質プラスチック・陶器の急ぎの接着
金属・プラ模型の制作
電化製品・機械類の組み立て
アクセサリー部品や小物類の接着や補修

接着できないもの

ポリエチレン、ポリプロピレン フッ素樹脂、シリコン樹脂、ガラスには良くつかない

2,接着できる環境にする

接着しようとする面をきれいにします。具体的には凹凸をなくして、接着面の隙間がなくなるようにします。もしボコボコだったり、ザラザラの場合は、ヤスリがけなどをします。

3,接着剤の量は10円玉に一滴

最後に、使う接着剤の量ですが、これは塗りすぎてはいけません。具体的な量ですが、一平方センチメートルあたり5mgで、わかりやすく言うと、10円玉の大きさの接着面に対して、瞬間接着剤一滴です。

一滴を垂らしたら、薄く伸ばしたりする必要はありません。すぐに接着面を貼り合わせます。

瞬間接着剤の場合は、乾いてしまうことで、接着力が弱くなってしまいます。すぐに貼り付けましょう。

まとめ

この接着方法は、あくまでも瞬間接着剤のみに当てはまる接着方法であって、他の接着剤の場合は、違う接着の仕方になります。

たとえば、ボンド系の場合、接着剤をある程度乾かしたほうが、接着した時の接着力が上がります。

他の接着剤に関しては、その接着の正しい接着方法を説明書などを参考にしたうえで、接着しましょう。

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