武田乃郷 白山温泉とそば処上小路のオーナーはノーベル賞大村智氏！その誕生秘話

最高のロケーション

中央自動車道韮崎ICから県道２７号等で約６ｋｍほどの山の斜面に位置する武田乃郷 白山温泉は、大変静かな場所にあり、山の傾斜地に位置していることもあり、そこからの眺望もまた、すばらしい。途中にある。敷地内からは当然のように富士山を望み、反対の西側には八ヶ岳が雄大な山裾を広げている。

夜になると、山梨の甲府盆地が下界にキラキラと広がり、たいへんロマンチックなムードだ。

そんな場所に位置する武田乃郷 白山温泉は、なんと、２０１５年にノーベル賞を受賞した大村智教授がオーナーの日帰り温泉施設。

この武田乃郷 白山温泉の隣には、同じく大村智教授がオーナーを務めるレストランそば処上小路と、韮崎大村美術館もある。

温泉に浸かり、美術品を楽しみ、美味しい食事で舌鼓を打つ、まさにリラックスのノーベル賞ですｗ

湯質はお肌をスベスベにする美人の湯し！湯量も豊富の掛け流し

甲府盆地は、岩盤構造という特性もあって１０００ｍも掘削すれば、豊富な湯量の温泉が湧き出てくるために、これを利用した温泉施設がたくさんあります。ちなみにここの湯量は一分間に２２０リットルだといいます。

ここの湯質は非火山性温泉からなるナトリウムー塩化物・炭酸水素塩泉を主成分で、いわゆる美人の湯であり、お肌はすべすべになります。

美術品も飾られたお洒落な洋風サロン温泉

湯質もすばらしいものの、この館内も他の温泉とは一線を画するものだ。

白い壁を基調に、ちょっとした洋風のサロンのような感じで、美術大学の理事長でもある大村智氏がオーナーであることもあってか、絵画がいたるところに飾られている。館内は、静かにゆったりとリラックスできるようにと、お酒の販売やカラオケセットなど、騒がしくなりそうなものは、あえて配置しなかったという、そんなオーナーの大村智教授の気配りが光ります。

また、隣に食事ができるお蕎麦屋さんもあり、そして大村市が韮崎市に寄贈した美術館もあり、下界の騒々しさを忘れ、優雅な時を過ごすことができます。

実は村の人たちの井戸端会議場所として作られた？

これは直接温泉に関係のないことではあるものの、この温泉施設は、もともと韮崎で育った大村智教授が、地元の人たちの井戸端会議所として作ったといいます。

　「兄貴は両親から『世の中の人々のためになることをしなさい』と言われて育った。村の人たちが井戸端会議をする場所が少なくなったから作ろうか、それなら風呂もあるといいという話になった」

そんなこともあり、大広間と予約制の１０畳間を作って、地元鍋山地区の人は温泉料金を割引にしているといいます。そうした話を聞くと、心もあたたまる温泉ですねｗ

武田乃郷 白山温泉＆そば処上小路　基本データ