SAは行くけどPAは行かない?羽生PAは別格
ある程度、高速道路を走り慣れた人だと、PAはあまり利用しなかったりしますよね。
なぜなら、PAはガソリンスタンドがなかったり、SAよりも規模が小さかったり。
どうせ休むなら、PAよりもSA、なんて決めている人も多いかと思います。
私もそうでした。
だから、この羽生PAには寄るつもりなかったんです。
でも、眠さに勝てず、とにかく休憩したいと、何の期待もせずに入った羽生パーキングでした。
いや、もう、本当に度肝を抜かれました。。。
江戸村に車で乗り入れる贅沢な異空間
まずなによりも、面白いのが、車を横付けしたすぐその場所が、すでに江戸の町になっているというところです。
障害者の駐車スペースに至っては、江戸村の建物内に駐車するようになっているのです。
こんな素晴らしい場所に、車で乗り入れしちゃうんの!?という違和感と驚きが、
感動となってあなたを襲いますw
なんか、もう、すごく興奮しますね。
で、車から降りて建物に近寄るじゃないですか、
その建物も、すごく良く出来ているんです。
なにが良く出来ているかというと、きちんと古いんですが、それでいて、ちゃんと新しいんです。
つまり、建物自体は新しいんですが、古い特殊メイクが施されているんですね。
しかも、すごい上手に。
看板とかの古ぼけ具合は、もう、芸術品を見ているかのようです。
この建物を作るにあたって、かなりの時代考証、研究を念入りにしたそうで、
建物の古ぼかせ具合も、日があたっているところと日が当たらないところの
木の板の痛み具合も、塗装で表現したというのですから、もう、本気具合が伝わってきますね。
新しいのに古くみせる、これが最新技術か、と感心させられます。
もうみんな、嬉しくなって、そこらじゅうで建物バックに写真を撮ってます。
■パーキングエリアの次元を超えたグルメを食べることができる
外環は古いけど、どうせ中は普通のPAでしょ、と高をくくっていたのですが、
中のレストランも一切手抜きなしで、またびっくりしました。
出店しているのが、老舗の超有名店ばかりなんです。
個人的に驚いたのは、くず餅で有名な船橋屋まで出店していたことです。
よく有名老舗店がパーキングエリアやサービスエリア内に出店するのは、
珍しいことではないかもしれませんが、
ここが面白いのは、そういった老舗店の本家、本店よりも、
もっと歴史感を醸し出しているところなんです。
むしろ、この羽生パーキングのお店を本店としたほうがいいのではないですか?
といいたくなるほど、実に素晴らしい内装の仕上がり具合なんですね。
正直、レストランはPAとしたらちょっとお値段高めの設定ではあるのですが、
でも、老舗の有名店の料理としては、実に破格のお値段です。。
しかも、店内の内装も、江戸時代風の内装でありながらも、清潔感があって、
ちゃんと最新設備が内蔵されているんですね。
■ついついあれこれ買いたくなる憎たらしいお土産屋
さらに、おみやげを買うところも、江戸時代のお店か市場に迷い込んだか?
とおもってしまうような作りであり、また商品であります。
パーキングに面した所には、団子屋があって、中に入ると、和菓子屋さん、そしておみやげ屋さん。
おみやげのひとつひとつも、この羽生パーキングでしか売っていないような、
江戸時代風のおみやげ、小判型クッキーとか、江戸情緒ある乾物とかを、
竹編みかごの上に並べたり、半紙に墨守で筆書きされたメニューが垂れ下がっていたり。
ただ困るのは、あまりにも、素敵な売り場なので、ついついいろいろと買いたくなってしまうことです。。w
ついつい欲しくなるおみやげに、思わぬ出費を覚悟してくださいねw
東北道で寄り道すべきPAだからついでに寄ることができる
またここが素敵なのは、あくまでもパーキングエリアであるということをわきまえている点です。
ここにあるのは、あくまで、食事するところと、おみやげを買う所、そして用を足す所。
不自然なアトラクションとかは、一切ありません。
ここを目的地にしてしまうと、あまりにもあっさりしすぎてて
なんか、物足りさを感じてしまいかねないので、あくまでもさっと寄って、ちょっと休憩して、ささっと出発する、
そんな形で利用するのが正解だと思います。
なんとも潔いパーキングです。
もしお出かけのコースに東北道が入っているのなら、絶対に寄るべきスポットです!!
コメント