蚊に刺されたら爪で潰せば痒みは止まる!
蚊に刺された時に、痒みをとめる一番手っ取り早くて確実な方法を知っていますか?
それは、爪で潰すことです。
よく蚊に刺されたところを、爪で十字、バッテンにする人がいるかと思います。そのあまりにも幼稚な方法に対して、多くの人はこれは効果がないことだ、とか、むしろ痒みが増す、というようなことをいいう人がいますが、どれも根拠に基づかない先入観による回答です。
爪で潰す、というのは神経学の理にかなった方法なのです。人間の刺激に対する反応の大きさの順番は次の通り。
痛み > 熱さ > 冷たさ > かゆさ
となっていますが、かゆみを伴う蚊に刺された患部を、爪で潰すことは、かゆみの反応を痛みに変えるということで、大変理にかなった方法なのです。
皮膚に傷がついて跡が残ることも
とはいえ、この方法だと、皮膚に傷が付いてしまいます。多くの人は数日もすれば跡形なく消えるのでしょうが、その人の体質などによっては、痕になってしまうこともあるでしょう。
蚊に刺されて、なんの対処もできず、とりあえず痒みを抑えたいというのであれば、応急処置的に、爪で十字印で潰すのもいいかもしれませんが、当面はそれで凌いで、皮膚を傷つけない方法で痒みをとめるようにしましょう。
薬を使わないで痒みを止める方法
蚊に刺された時の痒みを止める薬はたくさん市販されています。しかしなかなか手元になかったり、あるいは薬はあまり使いたくないという人もいることでしょう。
そういう場合、身近にあるもので痒みを止める対処方法として2つあります。
上記に紹介した、刺激に対する人間の反応の優先順位を思い出してください。
痛み > 熱さ > 冷たさ > かゆさ
このことから分かるように、痒みを抑えるにあたって、爪で潰すことによる痛みをやめるとなると、つぎは温める、そしてその次が冷やすです。
温めることで痒みを抑える対処方法
蚊に刺された部位を温めることで、かゆみより熱いことの方を感じるようになり、痒みを感じなくなるのですが、じつは温める場合、痒みに対してさらに積極的な効果があります。
それは何かというと、かゆみの原因は、蚊から注入された唾液の成分によるアレルギー反応であるわけですが、その蚊の唾液のタンパク質を熱で溶かすことにより、根本的なかゆみの原因を取り除くことができるのです。
蚊の唾液のタンパク質を溶かすには、50度の温度が必要だと言われています。しかし、熱いものは気をつけないとやけどを招くおそれがあるため、おおよそ次のような方法で暖めています。
- お湯を一滴づつ垂らす
- 温めたスプーンを当てる
冷やすことで痒みを抑える対処法
温めるというのが効果あるのはわかるけども、お湯などの温めるものの用意がない場合もあります。また、熱い時にさらに温めるということをするのに抵抗のある人もいることでしょう。
その場合は、逆に冷やすことで、痒みをごまかすことができます。
これは神経を麻痺させることで、痒みを止める方法なので、身の回りに温めるものがないときで、冷やすものがあるなら、この方法を使うのもいいでしょう。
その他の方法
ほかにも薬を使わずに痒みを止める方法があります。一つは塩をすり込む方法です。身近に塩があるなら、この方法をやってみるのもいいでしょう。
もう一つは、石鹸で洗う方法です。これもやはり、塩をすり込む時のように、塩をすり込む代わりに、石鹸をすりこむと、ピタリと痒みを止めることができます。
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