蚊の対策に革命的効果をもたらしたワンプッシュ蚊取り
ワンプッシュ蚊取りの効き目が凄いと評判です。
室内の蚊の対策としては最強ではないかと言われています。
なんでも、一回、プシュっと噴射するだけで、効果が1日持続するというのですが、そんな大げさな!と思うかもしれませんが、それが本当に効果があるのです。
しかも、このワンプッシュ蚊取りの凄い所は、蚊取り線香やベープマットなどと違い、火や電池を使わないので、非常に便利で経済的。
火を使わないという安全性はあるのですが、しかしながら、殺虫効果による人に及ぼす危険性があるのではないかと不安になりますね。
蚊は死ぬけど人間には無害は本当?
結論から言えば、人間には無害です。
ワンプッシュ蚊取り系で使用されている成分はトランスフルトリンあるいはピレスロイド系と呼ばれている薬剤です。これは蚊取り線香などにも使用されている除虫菊などに似たような成分の化合物で、人間に対しての安全性は、極めて高いのです。
なぜ蚊が死ぬのか?
人間に対しての安全性が高いというけれど、ではなぜ蚊にはすごい効果が発揮されるのでしょうか?
このトランスフルトリン、ピレスロイド系の薬剤が昆虫の体内に入ると神経に作用して、死んでしまいます。もちろん人間の神経に対しても、同じように作用すます。にも関わらず、なぜ安全だと言い切れるのでしょうか?
蚊を殺して人間は死なない2つの理由
そもそも、家庭用殺虫剤として市販されるに耐えうる安全性が試験され、厚生省から認可されているという時点で、安全性が高いという理由でもあるのですが、ここではその成分から安全性について解説します。
1,昆虫と人間の圧倒的な体重差
同じ神経毒が蚊には殺傷効果があるにもかかわらず、なぜ人間には安全だといえるのでしょうか?
それは蚊と人間の圧倒的な体重差があります。
蚊の体重は2mg程度。それに引き換え、人間の体重は60kgとします。
すると、3000万倍の体重差がある事になります。
300000000倍です。
そんなに小さな蚊に対しての致死量であっても、人間には無害だといっても差し支えないほど、安全なわけです。
2,代謝、排出される
蚊は無脊椎動物であるため、神経毒となるピレスロイドが体内に入ると、ダイレクトに神経に作用するのですが、哺乳類である人間の場合、ピレスロイドは水に溶ける性質もあることから、体内に入ると同時に、分解酵素の働きで速やか代謝されて、尿と一緒に体外に排出され、蓄積されることがありません。
消費者センターが注意を呼びかけしてたけど?
しかしながら、過去に消費者センターがワンプッシュ蚊取りに関して、注意喚起をしたことがあります。
消費者センターに寄せられた相談というのは次のような症状です。
「顔にかけてしまい、両頬が赤くなり、やけどのような痛みが出た。」
しかしそれは子供のいたずら等の、本来の使いたかではない使用によって起こされたものであったことを消費者センターも確認していて、そうしたことは、正しい使用法では起きないということを認めています。
置き型のワンプッシュ式蚊取りの使い方に注意
つまり、人間に害が及ばない、正しい使い方とは次の通り。
1,薬剤噴霧は1日一回のみにする
2,薬剤噴霧の際は人間に薬剤が掛からないようにする。
と、この二点のみを順守すれば危険なことは一切ないのです。
まとめ
いくら人体に害はないとはいえ、人体に直接吹き付けることは間違った使用法です。
そのため、このワンプッシュ蚊取りが効力を発揮するのは室内のみで、屋外ではまったく通用しません。
しかしながら、屋内においては他の方法を凌ぐ効果を発揮するので、この夏、蚊に悩まされている人はぜひ使ってみてはいかがでしょうか。
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