豚便所と呼ばれるトイレがあった!
豚は人間のうんこを食べます。そして豚が人間のうんこを食べるという性質を利用して、人間が排せつしたうんこをそのまま豚の餌として、豚を育てる「豚便所」という養豚施設まで実在します。
豚に人糞を食べさせるなんて、どこの発展途上国の話だよ!なんて思うかもしれませんが、日本でも豚便所のシステムが存在していたのです。
中国では「豬厠(ちょそく 繁体字: 豬廁、簡体字: 猪厕)」、韓国済州島では「トットンシ(朝鮮語: 돗통시)」、そして日本においても沖縄や奄美大島に同じシステムがあり、それは「フールー」と呼ばれていました。
黒豚はうんこを食べる豚の名残?
韓国の済州島には人間が排せつしたうんこを豚に食べさせるトイレの遺跡が残っています。
済州島では黒豚が名物なのですが、それはこうした豚便所で黒豚が飼育されていたからです。こうして育てられた黒豚はトンテジ(うんこ豚)とも呼ばれていましたが、味は絶品だったといいます。
もちろん今はそんな飼育をしていませんのでご安心ください。
うんこには未消化の良質タンパク質がある
それにしても、なぜ豚は人間のうんこを食べるのでしょうか?
豚も人間のうんこをわざわざ好き好んでいるようではないのですが、しかしながら、人間のうんこには消化されていない養分が含まれていることが多いため、豚の餌の使用にも耐えるそうです。
うんこを食べる豚は衛生的問題があり
人糞を食べて育った豚を、さらに人間が食べていたこともあったそうですが、当然のことながらうんこには寄生虫、回虫などの問題があり、衛生的に大きな問題となるために、文明国では禁止されてしまいました。
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