エクストリーム編み物はウケ狙い?願掛け?
冬季オリンピックの時、いつも話題になるのが、中継中に試合の直前にもかかわらず、編み物をしている選手やコーチの姿。
こういった選手やコーチたちの編み物をする行為は、いつのまにか、「エクストリーム編み物」と呼ばれるようになりました。
この呼び名は、エクストリームアイロン からきています。
とんでもない場面で、全然場違いな行為をする行為、エクストリーム編み物。
これが編み物だからまだいいのですが、任天堂の電子ゲームとか携帯ゲームとかだったら、大変な批判が巻き起こっていたかもしれません。
それにしても、いったい、なんであんなところでわざわざ編み物をするのでしょうか?わざわざそんな時と場所を選んで、編み物をするなんて、よっぽど、編み物の完成時間に迫られているのでしょうか?それともよっぽ編み物が好きなんでしょうか?
実はこれには、深い事情があったのです。
気持ちを落ち着かせるおまじない?
フィンランドの選手やコーチたちが編み物をする理由を、フィンランドの駐日ツイッターが次のように説明しています。
編み物の詳細記事がでてたよ!元々ソチの時にチームの心理士の呼びかけで始まったんだ。気持ちを落ち着かせて、何か他のことを考えたり手を動かすのがいいと。今回も皆が少しづつ編んだものを繋げる予定。アイホ女子チームとジャンプ男子のノウシアイネン選手が率先してるようhttps://t.co/xhyxG1SjHt
— 駐日フィンランド大使館 (@FinEmbTokyo) 2018年2月12日
なるほど、緊張すればするほど、動きがこわばったりして、本来の力を出しきれなかったりしますからね。日本人なら、さしずめ、手のひらに人の文字を書いたりするところでしょうけど、さすがは編み物が盛んなフィンランドらしいやり方です。
しかも、編み物をすることは、「何か他のことを考え」るし、「手を動かす」ので、気持ちを落ち着かせることとして、非常に理にかなった方法ですね。
手編みのマフラーは一週間、セーターなら一か月!
ちなみに、編み物って、どれほど時間がかかるものなんでしょうか?
どのようなものを編むか、その人の編む習熟度、完成度などによって変わってきますが、それでもおおざっぱに言って、手編みのマフラーなら一週間、セーターなら一か月はかかるといわれています。
セーターやマフラーは、寒い季節に着るものですから、冬が終わってから編み終わっても意味がありません。
今シーズン中に仕上げなければならない、そのためには、寸暇を惜しんで、という気持ちもやはりあるのかなぁと思いますw
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