色褪せてしまったお気に入りのTシャツを復活させたいなぁ、と思って業者などに見積もりをしてもらったら、意外と高額で絶望感を味わっている方もいるかも知れません。
しかし、もしご自分でやれば、結構安くできますし、またそれほど難しくもありません。
極端に言えば、染料を溶かしたバケツにTシャツを漬けて、ただそれだけです。
しかしながら、よりきれいな、プロ顔負けのきれいな仕上がりにするためには、注意点がいくつかありますので、ここでは、準備するもの、手順、そして注意点とわかりやすく解説します。
準備するもの
まず、準備するものを紹介します。いくら安く仕上げたいとは言え、最低限必要なものがありますし、またそれらをケチってしまうと、仕上がりがひどくなってしまうことがあるので、個々にあるものは、最低限、ケチらずにしっかりとしたものを準備しましょう。
- Tシャツ
- 染めたい素材のTシャツ(綿やリネンが染まりやすい)。
- 一度洗って、汚れを落としておくと染まりやすくなります。
- 染料
- 市販の布用染料(液体や粉末)。使用するTシャツの素材に合ったものを選びましょう。
- 染料用の容器
- 染めるための大きなバケツやボウル。できる限り大きめのバケツを用意するのが、むらなくきれいに染めるポイントです。
- 塩または酢
- 染料の定着を助けるため。素材によって使い分けます。
- 綿、麻、レーヨン → 塩
- シルク、ウール → 酢
- 染料の定着を助けるため。素材によって使い分けます。
- お湯
- 染料を溶かすための熱いお湯。
- ゴム手袋
- 手を染料から守るために必須。手に染料がついてしまうと、手が染まってしまい、落ちなくなってしまいます。
- 割りばしやスプーン
- 染料をかき混ぜるため。
- 新聞紙や古いタオル
- 作業スペースを保護するため。
- 洗濯用洗剤
- 染色後に余分な染料を洗い流すため。
手順
- 作業スペースの準備
- 汚れてもいい場所で作業をします(屋外や新聞紙を敷いた室内)。
- 染料の準備
- バケツに熱湯を注ぎ、染料をよく溶かします。必要なら塩や酢を加えます(染料の説明書に従ってください)。
- Tシャツの準備
- Tシャツを水に浸して軽く絞ります。湿った状態で染料に入れると染まりやすくなります。
- 染める
- Tシャツを染料液に入れ、均一に染まるように動かしながら一定時間浸します。時間は染料の指示に従いましょう(通常は30分〜1時間)。
- すすぎ
- 染めたTシャツを取り出し、流水で余分な染料が出なくなるまでよくすすぎます。
- 固定化
- 染料の定着を促進するため、染料の指示に従い固定化作業を行います。多くの場合、もう一度塩や酢を使います。
- 乾燥
- Tシャツを形を整えて陰干しします。直射日光は避けましょう。
注意点
- 染料の種類に注意
- 化学染料や自然染料など、選んだ染料によって作業手順が異なる場合があります。説明書をよく読みましょう。
- 色落ち防止
- 初回は単独で洗濯するか、色落ちしやすい可能性があることを考慮して他の衣類とは分けて洗濯してください。
- 肌や衣類を汚さない
- ゴム手袋やエプロンを着用して作業しましょう。
- 換気を良くする
- 染料の種類によっては匂いや化学物質が発生するので、換気が必要です。
- 作業後の洗浄
- 使用した容器や道具を染料が残らないようにしっかり洗い流してください。
コメント