ボランティアはお金を貰わない仕事ってこと?
だれでもボランティアというのは、報酬を貰わないものだということを知っていると思いますが、ボランティアで有名なJICAなどの海外青年協力隊などは、ボランティアとはいうものの、日本で普通に仕事をするのと変わらない給料をもらっていたりします。
では一体、ボランティアとアルバイトは何がちがうのでしょうか?
法律的にはボランティアの定義は特に無し
アルバイトや労働には、労働法によってこまかくその勤務体系等が規定されています。
アルバイトや労働として働く前には、かならず双方が契約書をかわさなければならず、労働環境が法律を犯していたり、契約書どおりでなかったら、労働基準監督署などが手厚く労働者を守ってくれます。
一方、ボランティアはそれを規定する法律もないために、当然、ボランティアする人は守ってもらえません。
しかも、大抵はボランティアはノーギャラ。お金をもらってはいけないということはありませんが、極端な話、ボランティアの人にお金を払わなかったとしても、罰則はないため、使う側にはとっても都合のよいのがボランティアともいえます。
なぜ人はボランティアをするのか?
待遇面ではまったくイイことがないのがボランティアなのですが、いやなら、やらなきゃいいじゃん、というのがボランティアなのです。
しかしそれでもボランティア活動をする人が居るのはなぜでしょうか。
それは、そのボランティアをやりたいという魅力があるために、無償であっても、志願者が自主的にボランティアを行います。
その魅力とは、「社会的に有意義なこと」であることが多く、そのボランティアをやることで、お金には替えられない、満足感を得ることができるものです。
公園を掃除したり、障害者の手助けをしたり、仕事としてはなかなか成り立ちにくいことではあるけれども、それをやることによって、多くの人、社会に役立つという実感を得ることができて、それが満足感につながります。
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