転ぶことは幸せであり良いことであってもいい
残念ながら、経済優先、効率化の現在において、転ぶことが、不当に貶められていると言わざるをえないのが現状です。
転ぶこと=悪
であるかのような有り様。そして、どこでも一様に、転ばないようにすることを啓蒙し、教えを説いています。
たしかに、転ぶことを避けたい人が大多数かもしれませんが、実は雪道、凍った歩道で豪快に転んでみたいという人がいるのも事実です。
考えても見てもらいたい。例えば、世の中にはサドヒスト、マゾヒストがいると言われている。言うまでもなく、マゾヒストとは、自分が痛めつけられることに、無常の喜び、至福を感じる人種のことです。 そういう人達にとって、
転ぶこと=痛い=幸せ=良いこと
なのです。これはあくまでも極端な例ですが、世の中には転ぶことを望む人、欲する人がいると信じて、転び方をお伝えていきたい、
転びやすい場所とは
雪道で一番滑りやすい場所とはどこでしょう?それは凍ったところです。でも、ちょっと待って下さい。雪だって凍っているんじゃないんですか?
確かに雪も氷の一種といえなくもないですが、雪と氷は別物だと考えてください。雪の上は滑りにくく、氷の上は滑りやすいのです。では、雪と氷の違いは何でしょう?
雪=気体が固まったもの
氷=液体が固まったもの
となります。で、雪が氷になる時には、まず、一旦雪が一瞬でも溶けて、水になった後に凍ることで、雪が氷になるのです。
そして、この知識が雪道で転ぶ上で、非常に重要なのです。
雪がふかふかしているところは、滑りにくいのですが、雪が踏み固められたようなところは、雪が氷になってしまっているので、非常に滑りやすいのです。
日常における滑りやすい雪道の場所
- ・歩道や横断歩道(特に人がたくさん歩いたあとの歩道)
- ・車道のわだちや駐車場の出入口付近
- ・駅やお店の出口やバスなどの停車場など、室内と外の堺
雪道でころんで見たい方は、積極的にこうした場所にいってみることをおすすめします。しかし、転びやすいので注意してください。
雪道で転びやすい歩き方
雪道で転ぶには、歩き方も重要です。雪道で歩いている時に転ぶ原因は、急な体重移動、重心の変化にあります。これを意識するだけでも、だいぶ転びやすくなります。では、具体的に見て行きましょう。
歩幅を小さくしてあるかない
歩幅を小さくすると、重心の移動がそれに応じて小さくなってしまうために、非常に転びにくくなります。雪道で転ぶためには、思い切って大股で歩いてみましょう。
ゆっくりあるかない
ゆっくり歩くことも、転びやすさを妨げる大きな要因です。また、ゆっくり歩いていると、仮にうまく転べたとしても、転び方が地味になってしまいます。もし転びたいのであれば、早歩きして、急いで歩きましょう。
足のうら全体を使わず、つま先やかかとのみであるく
歩くときに、足の裏全体を使わないようにすると、重心が非常に悪くなり、バランスが極度に悪くなります。これにより、容易に転びやすくなります。しかし、よっぽど意識をしないと、雪道や凍った歩道で、わざわざつま先歩きのようなことはしません。
にもかかわらず、転びたくない人が、わざわざそうした転びやすい歩き方をするケースとして、靴の中に水が入ってこないように、つまさきだちのような歩き方になるばあいが、よく挙げられます。転ぶための参考にしてみてはいかがでしょうか。
雪道で転ぶときに怪我だけは気をつけたい
あなたは、雪道で転びたいかもしれませんが、怪我をすると、その場だけではすまなくなります。
怪我をせずに上手に転ぶには、
- ・ポケットに手を入れてあるかない、手に荷物をなるべく持たない
- ・洋服やバッグがぬれることを恐れない
- ・階段や段差などは、特に気をつけて転ぶ
などをしっかり守って、楽しく豪快に転びましょう。
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