布団乾燥機の過度な使用が、思わぬかゆみの原因になり得ることをご存知ですか?
毎日布団乾燥機を使って、ダニ退治をしているはずなのに、布団乾燥機をやればやるほど、ダニが増えることがあります。
湿りがちな布団を乾燥してくれることで、ダニなどの繁殖を抑えて布団を清潔にしてくれるはずの布団乾燥機ですが、使い方を間違えると、かえってアレルギーを引き起こしてしまうこともあります。
布団乾燥機を頻繁に使うことは、悪いことではありません。
しかし、使い方を間違えると、逆効果になってしまうことがあります。
ぜひ正しい使い方を知って、快適な睡眠を実現して下さい。
布団乾燥機のやり過ぎでダニが増える盲点
布団乾燥機を使う理由は、ふかふかの布団が気持ちいい、という理由もあるでしょうが、一番の目的は、ダニなどの発生を抑制したいことだと思います。
そして、このダニを退治するのに、布団乾燥機はとても効果的です。
ダニは布団乾燥機で高温にさらされることによって、確かに死滅します。
しかし、死滅するのは、布団乾燥機の熱風があたった部分だけで、布団の端っこや裏側のダニは死滅しないのです。
さらに、布団で生き残ったダニは、その後、死滅したダニの死骸をエサに、どんどん増殖するのです。
つまり、布団乾燥機を使うことで、むしろダニをどんどん増殖させていることになるのです。
ダニ退治のための布団乾燥機の正しい使い方3つのポイント
アレルギーを防ぐために、知っておきたい正しい使い方は3つのポイントがあります。1つは、布団乾燥機の使用時間と、もう一つは布団乾燥機使用後の後処理です。
布団乾燥機の使用時間は1時間以上やること
ダニはダニは25℃以上の温かい温度で、湿度が60%以上のときに爆発的に繁殖します。しかし50℃以上で死滅します。
よって、布団乾燥機によって、布団を50℃以上にすることが必要です。さらに、布団の湿度を下げることで、ダニが生息しにくい環境にすることができます。
しかし、運転時間が不十分だと、ダニが死滅する環境にするまにならず、ダニが布団に生息したままとなってしまいます。
布団乾燥機の運転時間はながければ長いほどいいのですが、最低でも30分は運転させましょう。
布団を裏返して布団を満遍なく高温に晒す
これが実は盲点なのですが、多くの人は、布団乾燥機を使用する時に、布団の中に乾燥機の温風を突っ込むだけで終わらせてしまいます。
布団の種類や量にもよりますが、それだけだと、布団の中は高温になるけども、布団の外側にまでは、十分に温まらないことがあります。
この場合、ダニは高温になる布団の内側から、温度の低い外側に逃げてるだけで、ダニが死滅してくれないことになります。
布団の状態や布団乾燥機の状況によっては、裏返しをしなくても、布団全体が50℃以上になり、ダニを死滅させることができることもあります。
しかし、もし余力があれば、布団乾燥機の運転後に、布団をひっくり返して、外側だった部分も布団乾燥機を作動させることで、完璧に布団のダニを死滅させることができます。
布団乾燥機の後は掃除機などで吸い取る
布団乾燥機によって、ダニを死滅させることができたら、そのダニの死骸を、布団に残しておいてはいけません。
というのも、そのダニの死骸は、生きているダニにとっての格好の餌になるからです。
よって、布団乾燥機を使用したあと、布団を掃除機で吸ったり、あるいは布団をベランダなどで叩くことで、ダニの死骸を、布団から取り除くようにしましょう。
まとめ
布団乾燥機の過度な使用は、快適な睡眠を求める多くの人々にとって、意外な盲点となっています。
布団乾燥機を適切に使用することで、ダニの繁殖を抑制し、快適な睡眠環境を維持することが可能です。
しかし、使用時間の不足や、布団全体に熱を均等に当てることの重要性を見落とすと、かえってダニを増やしてしまうことがあるため、注意が必要です。
正しい使用法を身に付け、ダニの死骸を徹底的に除去することで、ダニアレルギーのリスクを減らし、より健康的な生活を送りましょう。
特に重要な部分は以下の通りです:
- 布団乾燥機の過度な使用は逆効果になる可能性がある。
- 正しい使い方をすることでダニの繁殖を抑制できる。
- 使用後の布団は、ダニの死骸を除去するために掃除機で吸うか叩くことが重要。
- 布団乾燥機の使用時間は最低でも30分必要で、布団を裏返して使用することで、より効果的にダニを退治できる。
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