そもそも電子レンジとオーブンレンジの違いは?
オーブン電子レンジは電子レンジとしても使えるし、オーブンとしても使える非常に便利な調理器具なので、ほとんどのご家庭にあるのではないでしょうか。
便利な反面、使い方を間違えると、壊れてしまったり、事故につながることがあります。
なぜそのようなことになるかと言えば、オーブンレンジと電子レンジはその機能が全く違うからです。
詳しくは次に紹介するサイトに詳しく載っているので参考にしてもらうとして、大まかにいえば高温になるかならないかの違いです。
オーブンレンジを使用するときは高温になりますが、電子レンジは温度がそれほど上がりません。となれば、どんな容器が使えるか、使えないか、おのずとわかってくると思います。
電子レンジとオーブンレンジで使える容器、使えない容器
電子レンジ | オーブンレンジ | |
ガラス製 耐熱であれば→ |
使えない 使える |
使えない 使える |
---|---|---|
陶器 耐熱性であれば→ |
使える 使える |
使えない 使える |
プラスチック容器 耐熱性であれば→ |
使えない 使える |
使えない 使えない |
金属製 | 使えない | 使える |
漆器 | 使えない | 使えない |
木、竹 | 使えない | 使えない |
アルミホイル | 使えない | 使える○ |
サランラップ | 使えない | 使えない |
シリコン容器 | 使える○ | 使えない |
特にアルミを電子レンジで誤って使用してしまうとこのような怖いことになります。
ガラス製品が耐熱性か耐熱ガラスではないかの見分け法
オーブン電子レンジの扉はガラス製なので、ガラス製品は電子レンジでもオーブンレンジでも使えるのでは、と思ってしまう人はたくさんいるかと思います。
基本的には耐熱性のガラスであれば、電子レンジでもオーブンレンジでも使用できますし、特にそうした耐熱ガラスでも電子レンジで使用されているガラスは、かなり耐熱性が強化された特殊なガラスですが、それでも時には割れてしまうことさえあります。
そうしたこともあり、耐熱性であるという確信がなければ、全てのガラス製品は電子レンジでもオーブンでも使うべきではありません。
電子レンジの専用耐熱ガラス皿などは、メーカーに注文すると5000円したり、大変高価ですが、実は100均のお皿でも割れずに使えたりすることもあります。
どうしても節約したいのであれば、次に紹介する見分け方で自己責任で使ってみてください。
基本的に耐熱ガラスは次の特徴があります。
- 耐熱ガラスという刻印やラベルが貼ってある
- 無色透明である(色がついていないし模様もない)
- 歪みが少なく直線的なデザインである
- 厚みが無いものがおおい
- ガラス内に気泡が存在しない
なお、たとえ耐熱ガラスであっても、電子レンジ内から使用後に出した後に、水などに触れて急激な温度変化があると、割れてしまうので、ガラスを置く場所が濡れていたりする場合は、よく水を拭きとって、注意しましょう。
耐熱性の陶器か耐熱陶器ではないかの見分け法
基本はそのラベルなどで判断しなければいけませんが、もしすでにラベルなどもなく、それでもどうしても使いたいのであれば、次のものを目安にしてください。
陶器もガラスと同じで、100均のものでも意外に使えたりします。以下に見分け方を参考に、自己責任で探してみるといいでしょう。
- 陶器の表面が水を吸いにくいつるつるなものは耐熱の場合が多い
- 金線などの装飾がない(金線があるとその部分だけ焼けてしまう)
- 曲線を多用したり複雑なカタチのものは耐熱性でない
耐熱プラスチックか耐熱性容器ではないかの見分け法
コンビニ弁当を買うと、コンビニの店員がそのまま電子レンジに放り込んで温めてくれるので、プラスチック容器は全て電子レンジで使えると思っている人も多いかもしれません。
しかし、プラスチック製品でも物によっては電子レンジで温めると変形してしまうものも有ります。物によってはプラスチックが溶けて食品に混入する恐れが多分にあるので、プラスチック製品の場合は次の表示を目安に電子レンジで使用してください。
電子レンジ可能 | 電子レンジ不可能 |
ポリプロピレン(PP)製。
耐熱温度は110~130℃前後。 |
ポリスチレン(PS)製。
耐熱温度は70~90℃前後。 |
コメント