友達に誘われて富士山に登るはめに
今まで、登山なんて物好きか、定年退職して時間が有り余っている元気な爺さんしかやらなかったものです。しかし、富士山が世界遺産になったばっかりに、気軽に富士山登山をしようとする人が、非常に増えてきました。
たしかに富士山なんて、所詮山。しかもまれに見る円錐形の山なので、ゴールはひとつ、坂を登り続ければ、必ず山頂にたどり着きます。そんな単純な構造なので、早い人なら一日で登って降りてこれます。そんな単純さとは裏腹に、富士山での事故は後を絶たないどころか、年々増加の一途をたどっています。
昨年の富士山の遭難者最多 5割増で106人に
静岡県警が発表した昨年の山岳遭難事故発生状況で、富士山の遭難者が前年比5割増の106人で統計が残る昭和48年以降最多となったことが明らかになった。遭難件数も同42件増の98件とほぼ倍増。負傷者も同18人増の40人と大幅に増えたが、死者は同2人減の5人となった。
富士山の遭難者急増について、県警地域課は「世界文化遺産登録を機に不慣れな登山者が増え、十分な装備をしないまま観光気分で登る人が多かった」と分析。遭難者の増加に伴い、救助にあたる県警山岳遭難救助隊の出動回数は、前年の約3倍の94回にのぼった。同課は「昨年はひっきりなしに救助要請があって、隊員はへとへとになっていた」と振り返る。
また、冬季の富士山登山の死亡事故も相次いだ。登山シーズン(7月上旬~9月上旬)の死者数が1人だったのに対して、冬の閉山期の死者は4人だった。同課は「冬の富士山は非常に気象条件が悪い。安易な登山は絶対に控えてほしい」と呼び掛けている。
「大げさな!」なんて余裕をこいていると泣きを見る目に。。
言うまでもありませんが、富士山にコンビニはありません。腹が減った、喉が渇いた、寒くなった、なんでもいいんですが、何かあったら、自分が持っている持ち物で何とかしなければならないのです。
例えば靴。「たかが山を登って降りるだけだろ。ニューバランスのランニングシューズで十分!」なんて豪語して、専用の登山靴を履いてきた私を見て、「たかが山登りに大げさな!」なんて嘲笑っていた奴が、登るに連れて石だらけの登山道で、ヒールの浅い靴のせいで、歩くたびに靴の中に小さな石ころが入ってきちゃって、そのたびに石を取り出してたために、どんどん疲労していって涙目になっているやつがいました。
特に寒さに気をつけなければなりません。寒くなって羽織るものがないと、本当に地獄です。寒くても上に羽織るものがなくて、かといって暖を取るところもないし。
登る前は「大げさな!」と思うような装備でも、登るに連れてその有り難みを実感するものです。
調べれば調べるほど不安に。
かといって、じゃあ、何を用意すればいいの?と、いろいろと調べ始めると、調べれば調べるほど、不安になってきます。「ジャンパーは通気性のある、ゴアテックスじゃないと、死んでしまうかも!」なんて、もう、脳みその中は完全に、登山妄想状態でパニックに。
それで登山用品屋に行くと、ありとあらゆるものがあって、あれも、これもなんて選ぶと、気がつけばウン十万円に・・・・。
たしかに、用心に越したことは無いですが、持っていくのも自分ですから、重くなり過ぎないように、最低限のものを持っていくべきではありますが、かといって、不足があったら、命にかかわりかねません。
いったい、じゃあ、何を持っていけばいいの? 誰の言うことを聞けばいいの? 一体いくら掛かるの?
一発解決の裏ワザ
これは、悩みだしたら終わりがありません。インターネットで調べた情報を頼りに、お店に行ってみたものの、行けば行ったでいろいろな物が置いてあって、どれがいいのか、分からないし、何が必要なのか!
富士登山道具レンタル で、丸ごと一式レンタルしてしまえば、手っ取り早いし、安心、しかも無駄な出費も抑えれます。
この一式は、「レインウェア」「ザック」「ショートスパッツ」「ストック」「登山靴」です。他にもいろいろとありますが、この山道具専門のレンタル屋で、最低限必要な装備としてレンタルしているのが上記のものです。
ザックだって、登山靴だって、はっきり言って、登山以外では使わないですから、登山しないのに買うと、邪魔以外の何物でもありません。
それだったら、レンタルしてしまえってことです。この丸ごと一式セットをベースに、あとは自分なりの装備を加えれば完璧です。
もし、行きたくない富士登山に誘われたら、ぜひ、この裏ワザで、完璧装備をしてみてください。
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