気持ち悪いはずの日傘男子が増えている?
一昔前であれば、日傘をさす男なんて、絶対にいませんでした。もし日傘をさしているとしたら、それはおかまくらいなもんだったでしょう。
しかし、近年、日傘をさす男性が増えてきています。さらに2019年には環境省が、熱中症対策に有効だとして、男性も日傘を使うように呼び掛けるキャンペーンを行います。
なんでも、環境省が日本工業大学と行った実験によれば、日傘をさすことで、汗の量が17%減る効果があったといいます。
これからは、男が日傘をさす光景は、ごく普通のこととなるかもしれません。
年寄り女ほど気持ち悪がる傾向
それでも、やはり、まだ男が日傘をさすことを気持ち悪るがる女性が根強くいます。
しかし女性の中でも男が日傘をさすことを気持ち悪がる層は分かれていて、若い人ほど、男が日傘をさすことを気持ち悪がらない傾向があります。
逆に言えば、おばさんたちほど、男が日傘をさすことを気持ち悪がる傾向があると言えます。なぜなら、昔は今よりも夏の気温は低く、日傘の必要性も低かったので、日傘は美容目的の色が強かったためです。
しかし、最近は熱中症なども増えてきたこともあり、なんらかの防衛手段を講じる必要が出てきました。毎年毎年、日本が熱帯化してきて、夏の日差しが強くなってきて、そんな環境で育ってきた若い人たちにとって、日傘は美容よりも命を守る防衛手段だととらえる向きも多いからです。
男の日傘が気持ち悪い二つの原因
そもそも、なんで日傘をさす男が気持ち悪いと思われていたのでしょうか。それは二つの理由があります。
1、美容目的と勘違いされるから
今までの日傘をさす目的は、紫外線から肌を守りたい、日焼けをしたくない、というのが主な目的だったからです。
夏の男は浅黒く、少しくらい日焼けしている方がカッコいい、というのがありましたが、日傘をさすことで、お肌を紫外線から守ることによって、色白の肌を保つ、そんなのは男らしくない、というわけでした。
2、日傘が女性向けデザインだから
また、今までは日傘の市場はほとんどが女性向けでした。よって、日傘のデザインもほとんどが女性向けのものでした。
女性向けのデザインの日傘を男が使っているとなれば、それはすこし気持ち悪い、というわけです。
男性向けデザインの日傘なら問題なし
これから男性が日傘をさすことは、確実に普通のことになっていきます。
しかし、まだ日傘が恥ずかしいと思う男性も多いことでしょう。
しかし女性も男性が日傘を使うことに関して、美容目的ではなく、熱中症対策であるということに対しては、理解しています。
よって、日傘をさすことが、美容目的ではないんですよ、と言うことがわかるように使用することが、女性に気持ち悪がられない秘訣でしょう。
日傘の市場のターゲットは女性でしたので、女性向けの日傘が多いのですが、その中で、男性用の日傘を選ぶことで、女性から気持ち悪がられることなく、日傘を使うことができるでしょう。
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