臭い取り効果だけで考えるのなら、クエン酸と重曹を併用することがおすすめです。
そもそも重曹もクエン酸も、化学物質とはいえ、食品添加物と言われているほど安全なものです。
それぞれの性質を理解する
物質 | 性質 | 役割 |
---|---|---|
お酢 | 酸性 | 酸性の性質を利用してアルカリ性の汚れや臭いを中和し、除去します。また、抗菌作用もあります。 |
レモン | 酸性 | レモンも酸性の性質を持ち、アルカリ性の汚れや臭いを中和します。さらに、レモンの香りが新鮮な香りを与え、臭いを和らげます。 |
クエン酸 | 酸性 | クエン酸は強力な酸性を持ち、アルカリ性の汚れや臭いを効果的に中和します。また、クエン酸には強い抗菌作用があります。 |
重曹 | 弱アルカリ性 | 重曹は弱アルカリ性の性質を持ち、酸性の汚れや臭いを中和します。また、重曹には洗浄力があり、頑固な汚れを落とすことができます。 |
お酢の臭いが嫌いな場合はレモンがおすすめ
お酢やレモン汁は、消臭効果があり、特にレモン汁は清潔感のある香りで空間全体をリフレッシュできます。
酸性という性質によって、炊飯器の内部に付着した汚れと中和するからです。
また、細菌やカビを除去し、自然由来の成分なので、人体や環境に優しいという利点があります。
ただし、効果が現れるまでに時間がかかることがあります。
また、酢やレモンの匂いが残ることがあります。その場合、お酢よりもレモンの方が、爽快感のある香りなので、使いやすいです。
クエン酸小さじいっぱいでレモン1個分
クエン酸も、お酢やレモンと同じ酸性の性質を持っており、臭いを中和する効果があります。
さらに、クエン酸は5g、小さじ1杯分でレモン1個分の働きがあります。
臭い取りの効果、汚れ落としの効果だけを考えるのであれば、お酢やレモンよりもクエン酸を使うほうがおすすめです。
アルカリ性の汚れを落とすには重曹しかない
重曹はアルカリ性の性質を持ち、酸性の臭いを中和することができます。
炊飯器の内部に重曹を散布しておくと、臭いを吸収し、中和する効果があります。
つまり、お酢やレモン汁だけでは落とすことのできない臭いを、重曹によって取り除くことができます。
また、重曹は非常に安全であり、食品添加物としても利用されている程です。
また環境にもやさしいため、化学物質を避けたい場合であっても、心配なく使うことができます。
重曹やクエン酸は人体に影響なし
重曹やクエン酸なh化学物質なので、心配だという方もいるでしょう。
しかし、重曹やクエン酸は適量を接種する分には、人体に危険はありません。
もちろん極端に過剰に接種した場合は、影響があることは考えられますが、炊飯器の洗浄に使う程度の量であれば、心配ないというレベルです。
重曹はお酢、レモン、クエン酸と混ぜないで!
重曹はアルカリ性で、他のレモン、クエン酸、お酢は酸性です。
そのため重曹を他の酸性の成分と混ぜて使用すると、中和作用が働き、洗浄能力がなくなってしまいます。
よって、重曹は畔て使用してはいけません。
結局どれがいいのか?おすすめの使用法
臭いや汚れを徹底的に落としたいのであれば、クエン酸と重曹を併用するのがおすすめです。
クエン酸によって酸性が有効に働く汚れを落とすことができ、重曹によって、アルカリ性が有効に働く汚れを落とすことができます。
ただし、両者を混ぜて使用してはいけません。
使い方は次のとおりです。
内釜に重曹(約大さじ1)と水(白米炊飯1〜2合のラインまで)を入れてよく溶かし、そのまま白米メニューで炊飯(早炊き)ボタンを押します。
どちらの方法も、炊飯が終わったら保温を切って熱を冷まし、炊飯器の熱が冷めたのを確認したら、内釜、内蓋、蒸気キャップなどを外して食器用洗剤で丁寧に洗います。
洗い終わったら、本体、パーツ類は風通しの良い場所でしっかり乾燥させます。
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