雪道は非常に滑りやすくなっていますので、転ばないためには出歩かないのが一番です。ところが、滑りやすいことがわかっていても、外に出でて雪道を歩かなければならない人もたくさんいることでしょう。
特に雪があまり降らない地域、東京などでは、雪が降った次の日は、雪道で滑って転んでけが人続出なんてニュースがよく聞かれます。
特に60才以上では、雪道で転倒した5人のうち2人は入院するほどのケガになるという統計が出ています。
歩く時間帯
朝は凍っていることが多いので特に気を付けましょう。雪になれてない東京において、当然ながら、やはり朝の時間は雪道における転倒者の事故がダントツに多くなります。
しかしながら、北海道一の繁華街、すすきのにおいて、一日のうちで、雪道転倒による搬送車が多くなる時間帯は、以外にも18時から24時の間です。
これは雪の環境的な要因よりも、会社などが終わり、繁華街に出かけたりして、油断しがちになるためでしょう。
朝は道が凍って滑りやすいですが、多くの人は歩くことに集中するので、意外と転倒が少ないのですが、気が緩んだ夜も、転ばないように気を付けましょう。
歩く場所
ツルツルの場所を避ける
白く舗装された部分やマンホールなどの上を歩かないことです。またタイル張りの地下道なども滑りやすいので、雪道から地下道に入るときなどは、靴についた雪を落としてから歩くようにしましょう。
人や車の出入りがある場所は氷ができやすい
バスやタクシーの乗降場所などは、人が雪を踏み固めることで、雪が氷になりやすく、それゆえ、滑りやすくなります。また、駐車場の出入り口など、車が出入りする場所も、車によって雪が踏み固められるために、氷ができやすくなります。
滑らない靴について
冬用、雪用の靴があればそれをはくことに越したことはありません。しかし、雪が少ない地域の人は、雪用の靴の備えがない人がほとんどでしょう。
その際、今ある靴の中で、雪道で転びにくい靴は、どのような靴なのか、それをお伝えします。
靴は溝の深い靴を選ぶ
自動車でも、雪用のタイヤは溝が深くなっていますが、靴も同じように、できる限り溝の深いものを選びましょう。
溝が深いことで、溝が雪に入り込んで、ストッパーの役割をするため、滑りにくくなり転倒防止につながります。
今ある靴を雪用に変えることのできるパッチなども売っているので、そうしたものを利用するのもいいかもしれません。
靴の紐をしめるか、厚めの靴下をはく
ヒモやマジックテープなどで、靴を足に密着させることのできる調整機能が付いたものを選びましょう。調整機能がついていない靴で、ぶかぶかであるならば、厚めの靴下をはいたり、靴下を二枚はくなどして、足と靴がぴったりするようにしましょう。
雪道は通常の時よりも、でこぼこになりやすいため、足を着地させたときに、変な角度になりやすいものです。
その際に、足首が変な角度に曲がって、その痛みをかばうために転んでしまって転倒したりということがよく起こります。
そうならないためにも、靴が足にピッタリ密着するようにしましょう。
雪道で滑らない服装について
どのような服であれ、一番の優先事項は、両手が空くようにすることです。両手を空けることは、転んだ時のケガを防止することはもちろんですが、転びそうになった時も、両手があいていれば、両手でバランスをとることができるために、より転びにくくなるからです。
リュックなどを利用して、必ず両手を空けるようにしましょう。
傘なども、手をふさいでしまうため、もしできるならば、レインコートなどを着て、両手を空けておきましょう。
歩く姿勢のお手本はペンギン
雪道で滑らない歩き方のお手本はペンギンです。ペンギンは手をぶらぶらさせて、足をパタパタしてあるきますよね。あれが、実は雪道でも滑らないノウハウがたくさん詰まった歩き方なのです。
歩幅を小さくする
歩幅が大きくなると、体重の移動が大きくなるために、バランスを崩しやすくなります。よって、雪道ではなるべく小さな歩幅で歩くことで、転倒を防止することができます。
足の裏全体で着地するようにする
足を地面につくときは、できる限り接地面積が大きくなるようにすると、地面と足の摩擦力が大きくなるので、滑りにくくなります。足の裏全体の面が同時に地面につくようにしましょう。
前傾姿勢になる
人間は前かがみではバランスを調整しやすいですが、体を後ろにそらすと、バランスの調整ができず、転びやすくなります。
また、たとえ前に転んだとしても、手を突くなどして、防御ができますが、後ろに転んだときは、ほぼ防御することができず、腰の骨を折ったり、後頭部を打ったりと、大変な大けがにつながります。
よって、雪道を歩くときはできる限り前かがみになりましょう。
まとめ
雪道で転倒して骨を折ってしまう怪我が意外と多いものです。自分は大丈夫などと思わず、とにかく雪が降っているときは、おしゃれよりもまず、転ばないような服装、そして万が一転んだときに、けがを防止できるようなそんな服装をするように心がけましょう。
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