電子レンジを使えば専門調理器具を使うよりもおいしく温泉卵を作ることができます。しかも、どの作り方よりも一番早く作ることができます。調理から完成まで、一分もかかりません。
百均とかで、温泉卵を作る専用の容器なんかが売っていて、それを使ったほうがうまく作れるんではないかい?なんて思うかもしれません。
私もいろいろ試しましたが、必ずしも専用器具を使ったからといって、おいしくできるとは限らないのです。
電子レンジを利用して温泉卵をつくるやり方は色々ありますが、私がいろいろ試して、試行錯誤を経て到達した、温泉卵の作り方の決定版をご紹介します。
準備するもの
- 生卵
- 水
- サランラップ
- 底がちょっと深いコップやお椀などの容器
- 電子レンジ
手順
1,容器にサランラップを緩めに張ります
これがこの作り方の一番のキモで、このサランラップを緩めに張ってその上に玉子をのせることによって、卵を一番理想の形で温めることができるのです。
さらに副次的なメリットとして容器を汚さずにすみますし、また水切りもし易いのです。
2,上に卵を入れてその上から水を少々入れる
かならず水をいれるときは、卵に上からかぶさるように入れます。卵の下に水を入れて、卵の上に水がかからない状態で暖めると、上だけ固まって下はドロドロというちぐはぐな状態になりやすいです。
3,まずは500wで40秒で様子をみよう!
次にワット数と時間の関係ですが、実は電子レンジは個体によって電子レンジの電磁波が食品を温めるのに微妙にばらつきがあります。
よってどの電子レンジであっても500wだから60秒だとか、600wだから50秒だとか言うような絶対的な時間はありません。
さらに言えば、同じ電子レンジであっても、電子レンジ内に温めるものを置く場所に寄っても、微妙に電磁波の当たり方がちがうので、さっきは50秒でうまくつくれたのに、今度は同じ秒数であまり温まってない、なんてこともまれに起きます。
電子レンジの癖がわかるまでは、まずは500wで40秒温めてみて、そこからちょっとずつ追加で秒数を増やして、自分が使っている電子レンジであれば、どこの場所においた時に何秒だと理想的な感じでできるかのデータを取りましょう。
電子レンジの温めムラに関しては下記にも詳しい記事があります。
注)温泉卵になる瞬間の見分け方
生卵から温泉卵になる瞬間に電子レンジを止めるのが、最大のポイントです。
先に言ったように、電子レンジで個体にばらつきがありますし、卵の大きさによっても微妙に変わってくるので、500wだから50秒とかいう、数字を頭から信じること無く、目で見て生卵から温泉卵になった瞬間に、電子レンジをとめましょう。
生卵から温泉卵になる瞬間というのは、黄身が透明の状態から、白い色が付いた瞬間です。
水切りはしなくてもいい
出来上がったらよけいな水を捨てますが、この時に、慎重に行わないと、水と一緒にドロドロの卵まで捨ててしまったりしますので、慎重に行って下さい。
でも、あまり神経質にならず、その温めた水も一緒に食べてもいいかと思います。水っていっても、本当に微量ですから、それが料理の味に多大なる悪影響をあたえるとは思えませんしw
まとめ
加熱時に、温泉卵の状態を通りすぎて、温めすぎると、まれに黄身が破裂、爆発することがあります。
そもそもその状態になった時点では、もうすでに半熟の状態を過ぎてしまった状態なので、温泉卵としては失敗しているわけですが、それでも、黄身の爆発が怖い場合は、温める前に、黄身の部分に爪楊枝などで穴を開けておくと、爆発が防げます。
しかし、爆発するまえに、電子レンジのあたためをやめればいいだけですので、爪楊枝で穴を開けることに神経を注ぐよりも、その前に電子レンジの温めを終えることに気を使いましょう。
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